朝9時、「一度確認します」から始まる現場
朝9時。
受注担当が言います。
「この注文、在庫を一度確認しますね」
誰も止めません。
誰も間違っていません。
でも、この一言が出た瞬間から、その現場では“判断”が静かに消え始めています。
誰も間違っていないのに、なぜか仕事が進まない
倉庫に確認。
倉庫は言います。
「引当状況を一度確認します」
少ししてから、今度はこうなります。
「この数量、出していいか上に確認しますね」
現場は丁寧です。
でも、誰も「決めて」いません。
「確認」と言った瞬間、ボールはどこへ行くのか
確認が始まると、仕事のボールは宙に浮きます。
・誰の判断待ちなのか分からない
・止めていいのか分からない
・進めていいとも言えない
結果、誰も触れない仕事が積み上がっていきます。
「確認待ち」が連鎖すると、最初に壊れる仕事
最初に壊れるのは、スピードではありません。
責任の感覚です。
・決めた人がいない
・でも結果だけは残る
・あとから「なぜ止めなかった?」と言われる
これを一度でも経験すると、人は決めなくなります。
問題は「性格」ではなく「判断構造」にある
この現場の人たちは、慎重でも怠慢でもありません。
問題はただ一つ。
判断が、仕事として設計されていないことです。
・誰が
・どこまで
・今決めていいのか
これが決まっていない現場では、「一度確認します」が増え続けます。
「一度確認します」を減らす、現場の設計図
必要なのはツールでも根性でもありません。
やることは一つだけです。
「この判断を、今すぐ誰が下せるのか」
・止める判断
・進める判断
・やめる判断
これを業務ごとに1行で書き出すことです。
結論「確認が多い会社」は慎重なのではなく、詰んでいる
確認が多いのは、丁寧だからではありません。
決められない構造にいるだけです。
在庫もある。
人もいる。
ツールも入れている。
それでも動けないなら、壊れているのは判断構造です。
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